指弾きにハマっています。もう、いっそのことピック捨ててしまおうかと思うくらい、指弾きをマスターしたいなと思ったりもしています(笑)
て、いきなりギターの話でしたが、簡単にご説明すると
ギターの奏法には、ピックで弾く奏法と指で弾く奏法があります。
しかし、この両方、お互いに良いところも悪いところもあって
両方の良いとこ取りをする事はなかなか難しいんです。
しかしながら、最近指で弾く事をメインにしようかとも考えています
その理由としまして、、、
「ギターと体の一体感が出やすい」
からです。
ピックと指弾きのメリット・デメリット
そもそも、ピックと指弾きのメリット・デメリットとはなんぞやという事をご説明していきたいと思います。
○ピック弾きのメリット
ピック弾きのメリットは、ピック特有のパリッとしたはっきりした音
ストロークで引いた時、カッティング奏法の音の切れ味がとても良いです。
早いフレーズもピックだととても弾きやすいです。
強弱のニュアンスも出しやすく
一般的にギターをするならば、ピックは使用します。
×ピック挽きのデメリット
ピック弾きのデメリットとしては、やはり指で弾くような柔らかくこもったサウンドが出せません。ついどうしても角が立つ音が出てしまう。
アルペジオを指で弾く時は、ピックを人差し指と中指に隠し持ち、いざピックを使うという時にスッと出すという、高度なピック出し入れテクを身に付けなければいけない。
そして、ライブ中落とした時の不安ったらありゃしない。
アルペジオにオブリを入れながら入れる演奏が難しい。
○指弾きのメリット
指弾きのメリットは、音がとても柔らかくなり、直接弦に触れるので、ギターとの一体感が感じられやすく、ニュアンスも出しやすいです。
爪をで弾くと指の肉で弾くを使い分ける事で、音色にかなり変化がつけられます。
また、ギターのボディーを叩いたり、弦を叩いたり、ハーモニクスを鳴らしたり
ギターで様々な表現ができるようになります。
×指弾きのデメリット
指挽きは、ピックを違って、くっきりとした輪郭の音が出にくい傾向にあります。
特にストロークで弾いた時は、やはりピックの粒ぞろいには勝てません。
カッティングも、ピックの方が切れ味はいいです。
また、早いフレーズを弾きこなす時、とても鍛錬が必要です。
という訳で、ピック弾きと指弾きにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
両方やっている私だからこそ、このメリット・デメリットは十分に感じており、
なんとかどちらの美味しいとこ取りの出来る奏法はないかと、今まで模索し、様々な試行錯誤を繰り返してきました。
そんなある日、ふと気づいたのですが、テクニックばかりを見ずに、ギターとの一体感を大切にした方がいいのでは?と思ったのです。
ギターとの一体感とはなんぞや
先ほどから申し上げているギターとの一体感。それはやはり、「直接弦に触れて音を鳴らす事」
はい。。簡単にいうと、指で弾く事ですね(笑)
この指で弾くという奏法、やっぱりピックという物を通さないので、ニュアンスが伝わりやすいんですね。そして、爪と肉と音色を分けられるから、やっぱり音の表情が豊かになります。
音の表情が豊かになるという事は、それだけ、ギターと自分の感情の一体感が出やすいという事です。
やっぱり、直接の触れる方が伝わりやすいですね。
ご飯をお箸で食べるより、素手で食べる方がご飯の持つポテンシャルが伝わりやすいという感覚。とでもいいましょうか?(笑)
あ、ギターは素手でも、ご飯はお箸で食べますよ。←(念のため)
それくらい、感情が音にのりやすい気がしたのです。
たまに、ボディーを叩いてリズムを出したり
弦を叩いたりして、もっと表現の幅を広げたりしています。
ピックがない分、右手を握っていなくていいので、弦を手のひらで押さえたり
指パッチンしたり、なんかすごく自由になった感じがたまらなくいいです(笑)
指弾きのデメリット克服話し
一体感が生まれて、いい感じの指弾きなのですが
先ほども申し上げた通りデメリットがあります。
そのデメリットの代表は、やはりギターソロ。
ピックは慣れているという部分もあり、ギターソロの早いフレーズもピロピロっと弾けちゃいました。しかし指!指だとなかなかそうはいかない!
指弾きで代表的なギタリストといえばジェフベック!
一時期はジェフベックの真似をして、親指と人差し指でソロを弾く練習をしていました。
これが案外やり易く、結構習得できたのですが、親指を使うと、硬い音が出ないんです。
人差し指は爪で弾けるけど、親指は爪が使えないんです。
さらに、ジェフベックの弾き方だと、アルペジオを弾きながら、1・2弦でソロやメロディと入れようとすると、つい親指の付け根が現に触れ音がミュートしてしまう。
という問題が発生していました。
うーむ、やはりピックじゃないと無理なのか、指弾きで一体感を感じつつ、ギターソロもしっかり弾くことは無理なのか。
そんな中色々と模索している時に、あるギタリストに出会いました。
それは、ジャズギタリストの「小沼ようすけさん」と「渥美幸宏さん」そして、「横田明夫さん」です。
小沼ようすけさん
渥美幸宏さん
横田明夫さん
皆さん凄腕ギタリスト達なのですが
彼らは完全指弾きのスタイルで、全ての演奏を行います。
そんな彼らのプレイをよーく見ていると、、、
ギターソロを人差し指と中指でテロテロ弾いている!!
なんて器用なんだ、、、これは人間の手か?
でも、サウンドは、少し柔らかさはあるものの、しっかりとしたサウンド。
早いフレーズもテロテロ弾いています。
これが、これができれば、指弾きのデメリットが解消され
完全指弾きスタイルでギターとの一体感を保ったままいられる!
新しい希望が見出せたのでした。
さて、あとはこの奏法を練習するのみ。
というわけで現在、手首の角度や爪のベストな長さや、指の当て方など、絶賛研究中&練習中です。
大事なのは一体感
今回はちょっとマニアックな奏法についてお話ししましたが、決してピックを使った奏法が悪いとかいうわけではありません。
ピックと指を上手に使いこなす人もいるし、サムピックを上手に使いこなす人もいる(ジョニーウインターとか)
結局大事なのは、自分がギターでどんな音を表現したいか。
つまり、自分の気持ちとギターがどれだけ一体感があるかどうかだと思います。
私は先ほどあげたギタリストの「渥美さん」「小沼さん」「横田さん」の表情豊かな、柔らかい音色が好き=自分の気持ちは柔らかさ豊かさを表現したい。
という事なので、今はこちらの三人をリスペクトさせて頂いてます。
もし、奏法で悩んでいる方がいらっしゃいましたら
テクニックうんぬんよりも、表現したい音、自分と一体感が得られる音が出せる奏法を模索されてみて下さい。
テクニック的な事はその後でいいのかなと思います。
むしろテクニカルな事しなくても
自分の気持ちが全面に出た綺麗なコード、綺麗なメロディの方が響くと私は思います。
そんなわけで、今回は、ピックと指弾きのメリット・デメリット。
そして、ギターとの一体感についてでした。
皆さんも、自分の中の最高のサウンド目指していきましょう♪
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