私が学んでいる「あり方」というのは
視点を上げればすべてに順応するものなんです。
ただ、このあり方というのは抽象度が高く
言語化するのがとても難しい....
しかも、身についているかどうか、後から気づく感じで
急にコツの様なものをつかんで
「あっ変わった！」
みたいな感覚が無くて分かりづらいんです。
ちなみに、この「あり方が身についた！」という感覚
ギターを例えにお話ししますと
・毎日クロマチック練習(人差し指から小指までを使い1音1音弾く)していたら
いつの間にか運指が良くなっていた
・地道なピッキング練習を繰り返していたら
いつの間にか音が良くなっていた
という現象です。
私はギターが上手くなりたくて
昔は様々なプロギタリストが弾いている動画を見ては
左手がどんな運指をしているのかを真似て研究したり
右手の振り方、ピッキングの仕方を真似てみたり
「弾き方や、やり方」ばかり真似して練習したり
研究したりしていました。
すると、確かにいきなり上手くなった気がします(笑)
お～やっぱりこの弾き方が弾きやすい！
と、なにかコツをつかんだような感覚になります。
でも、ジャンルが変わったり
弾く曲が変わると
何か弾きにくい.....
なにが違うのだろう....
何が間違っていたのだろう....
と毎回、調子が良くなってはスランプに陥るを繰り返していました。
その原因は
「あり方」ではなく「やり方」をやっていたから。
実は普通に考えると
ギタリストみんながみんな同じ
指の使い方・腕の振り方・ピッキングの仕方
をしているんじゃないんですね
それは音楽ジャンルの違いから
出したい音が違い、奏法が変わったりもするし
それぞれ手の大きさや指の長さ
腕の長さや重さはバラバラだからです。
ゆえに、自分とは違い
誰かの弾き方(運指)を真似ても、全く同じにはならないんです。
つまり
誰かの弾き方(運指)を真似る事自体が
「やり方」であり、間違いだったんです。
ネックを握りこんで弾く人もいれば
常に手首を返して弾く人もいる
はたまた、両方つかい分けている人もいて
結局それらは、人それぞれ違うんです。
だから、自分なりの運指を見つけていくには
皆が避けて通るあの練習(笑)
クロマチック練習やピッキング練習が大事なんです。
私は近年ここにやっと気づいて
また基礎練習ばかりしています(笑）
正直、いきなり
「わっ！上手くなった！」
みたいな感覚はありません(泣)
でも、ふとした時に
昔の音や動画を見返すと、昔より安定した弾き方が出来ているし
あれだけ試行錯誤して悩んでいた、運指の悩みも解決してきました。
「基礎＝あり方」を調える事で
自分なりのやり方を見つけていけました。
やっぱり「基礎練習＝あり方つくり」
は大切なのだなとつくづく感じています。
正直、毎日やってて
「本当にこれ意味あるんかい！」
「早く曲練習した方がいいやろ！」
と思う事も多々あるのですが(笑)
この「基礎練習＝あり方作り」を日々繰り返す事によって
一見全然変わっていないように見えて
ふと気が付くといつの間にか変わっている
こうして、少しずつ、少しずつ間に進んでいくのだと思います。
地道な道のりですが
こうして、分かっていれば確実に進んでいけます。
明日も地道に進も～う♪
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