私はコーヒー豆を買い求める際
高い頻度で、スペシャルティコーヒーの豆を買い
家で飲みます。
なぜ普通の安価なコーヒー豆ではなくて
スペシャルティコーヒーがいいのか
単に美味しさの違いもありますが
根本には別の理由があります。
まず、スペシャルティコーヒーについて簡単にご説明致します。
※以下、SCAJ (Specialty Coffee Association of Japan)資料参照
スペシャルティコーヒーとは
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
つまり
「高品質でおいしいコーヒー」
「時間が経過しても甘さが際立ってくるコーヒー」
なのです。
私がこういったコーヒーを飲む一番の理由は
「コーヒーを飲んでいる時間を大事にしたい」
という思いからです。
人によっては、
”たかがコーヒー1杯、されどコーヒー1杯”
そんなコーヒー1杯に、良い豆を使うなんて贅沢だ
もったいない!
という考え方もあるかもしれませんが
私はその一杯の「時間」を大切にしたいのです。
ただコーヒーが飲みたいだけなら
コーヒーメーカーを利用し、スイッチ一つで簡単に淹れ
5杯分ぐらい作っておけば
いつだって暖かいコーヒーがすぐに飲めます
それが面倒ならインスタントコーヒーだってコンビニのコーヒーだってある
今の時代、簡単にコーヒーは手に入る。
だけど私がコーヒーを飲む理由は
「自分に還る時間」
が欲しいから飲んでいるんですね
「自分に還りたい」から丁寧なコーヒーを時間をかけて飲む。
そのために、質の高いスペシャルティコーヒーを選んでいます。
スペシャルティコーヒーは
冷めても酸味の質は下がらず
酸味に甘さが増すので
むしろ時間をかけて飲むものなんです。
そうして、時間をかけてもおいしく飲めるコーヒー
と共に、時間をかけて「自分に還る」事を大切にしたいのです。
また抽出も
フレンチプレスで淹れたり
ペーパードリップで淹れたり
はたまたラテを淹れたり
一杯にこだわること
その一杯に対し
”自分の思いと時間と湯を注ぐ”
そうする事で
そんな大切な一杯を飲む時間を大事に出来る
だから私はそんな
”大切な一杯を裏切らない”
質の高い豆を使用しています
こうして質の高い大切な一杯を飲むことによって
すごく落ち着いた時間が得られます
コーヒーを何かの流れ作業で飲むのではなく
手間暇をかけて本当においしいコーヒーを
”自分のために”入れてあげる
そしてその時間を楽しむ、まったりする
そんなたかだか10分、15分間を大事にすることによって
日々喧騒した忙しい暮らしから一時的に離れて
その時間だけは丁寧な暮らし、丁寧な時間を過ごせます
そんな時間が一日に1回でもあればいいのかなと思います
また、そうすることで自分を調えていけます。
スペシャルティコーヒーを頂く時間だけは
「自分に還る時間」「自分を見つめ直す時間」
として過ごす
そのために私はスペシャリティコーヒーという
質の高いコーヒーにこだわり
質の高い時間を意識的に作る
ようにしています。
そして、こういった事の繰り返しが
自身をチャージし
毎日を明るく、自分らしくしていく理由になりうるんだろうと思っています。
皆さんもぜひ
スペシャルティコーヒーを淹れて
丁寧な時間を過ごされてみて下さい。
心の声をしっかり聞いて、望む暮らしを手に入れるにはどうすればいいのか。
日々丁寧な暮らしと調和した心を持つにはどうすればいいのか。
そんな悩みを解決する考え方をお届け中。