キャンプで定番の調理器具ダッチオーブンとスキレット鍋
最近では、家庭やカフェでもよく使われていますね。
厚手で鋳鉄のダッチオーブンやスキレット鍋は火の通りも良く蓄熱性も高い為
料理が一層おいしく作れる
作った料理をそのままテーブルに出しても絵になる事から
最近は家庭料理でも多く使用され
製品自体も、アウトドアショップしか売っていなかったのが
普通の家庭用調理器具売り場でもよく目にするようになりました。
しかし、このダッチオーブン&スキレット鍋には「ある弱点」があります。
キャンプ好きな人は当たり前に知っている事なのですが
家庭用調理販売コーナー等で売られているスキレット鍋には
この「弱点」に対する注意書きが、あまり詳しく書かれてない事が多いのです。
なので
・流行っているから使ってみよう
・カフェの雰囲気が出そうだから使ってみよう
という、良い面ばかりを見て
「弱点」を知らず、購入して、結局使わなくなって、失敗している人がいる気がしたので
「弱点」とその対策についてまとめました。
今から購入を検討される方は、ぜひ読んで頂きたいです。
1.ダッチオーブン・スキレット鍋の弱点
ダッチオーブン・スキレット鍋の材質は「鋳鉄」でできています。
アルミやステンレスの物もありますが、市販で出ているのは「鋳鉄」がほとんどです。
この鋳鉄という材質は
・錆びやすい
・割れやすい
という2大弱点があります。
なので、ダッチ&スキレットを初めて使うとき、また使用後は
毎回シーズニングという作業が必要になってきます。
この、「鋳鉄」という材質は炭素分が多く、鉄よりもカッチカチです!
つまり衝撃に弱く割れやすい。
また、急な温度変化にも弱く、
アツアツのダッチ&スキレットに水をかけると割れる可能性があります。
また、普通のフライパンのようにコーティングしたり
耐熱塗装を施していないので、
手入れを怠ると、錆び錆びになってしまします。
という訳で、ダッチオーブン&スキレット鍋には
確実な手入れが必要です。
手入れも2種類あって
使い始めの手入れと
使い終わりの手入れがあります。
今回は使い始めのシーズニングという作業についてご説明致します。
2.使い始めのシーズニング作業
ダッチ&スキレット購入後、使用する前にはまず、
シーズニングという儀式を行わなければいけません(笑)
このシーズニングとは、
出荷前のダッチ&スキレットにはサビ止めワックスがしてある為
それを洗剤で洗い流し、新たに、油でコーティングしていく儀式です。
ただし、初めのシーズニングをしなくても使えるダッチ&スキレットもありますので
その辺りはメーカーによりけりです♪
購入の際はシーズニングフリーかどうかを店員さんに聞いてみるといいです。
では、使い始めのシーズニング儀式を順を追って説明していきます。
1.ダッチ&スキレットでお湯を沸かし、冷めたら亀の子たわしこすり、ワックスを落とす
※金属たわしとクレンザーは使用しないこと。傷が入ります。傷からサビの原因になります。
2.空焼きして水分をしっかり飛ばす
3.オリーブオイルをダッチ&スキレット全体になじませる。蓋の表も裏も少しの隙間にも。キッチンペーパーまたは、柔らかい布などを使用する(火傷注意!)
※お箸などを使うと安全でやりやすいです。
4.ダッチ&スキレットを強火で熱し、オイルを焼付ける。バーナーで直接炙るのもOK。
5.3~4の工程を3回ほど繰り返す。
※根気との勝負です。
6.クズ野菜(できれば香味野菜)をオリーブオイルで炒める。
※そんなに都合よくクズ野菜なんて出てきませんので(笑)普段から野菜の切り端はストックしておいてください
7.鍋が冷めたら全体にオリーブオイルを薄くなじませる
8.ケースに新聞紙などを入れ、湿気を吸い取る対策をし収納する。本体と蓋の間にも新聞紙またはキッチンペーパーを挟み、密閉状態にならないようにする。
....とっても時間かかるし、面倒ですが、手をかけた分愛着が湧きます(笑)
ただ、やはり初めてダッチオーブン&スキレットを使いたいのに、
この作業があるとかなり面倒だと思うので、
初めは、
シーズニングフリーの製品を購入する事をオススメします!←あれだけ説明したくせに....(笑)
3.まとめ
今回はダッチオーブンの弱点と初回使用時に必要な
シーズニング作業についてご説明いたしました。
ダッチオーブン&スキレットは、カッコよくてオシャレで万能な鍋ですが
このような「弱点」もあります。
しかし、弱点と付き合い、弱点も好きになり付き合っていくと
より道具に愛着が湧き、料理も楽しくなると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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